一戸建て中古物件では築年数によって劣化や汚損が目立つようになるため、リフォームをしている物件が多くなります。リフォーム済み物件には綺麗に見えることでメリットに感じますが、購入者のことを考えて行っているわけではない点に注意が必要です。劣化や汚損をそのままにしておくと価格を下げなければ買い手が見つかりにくいですから、価格を下げないためにもリフォームによって魅力を高めているのが基本です。購入後に自分でリノベーションやフルリフォームを検討している人にとっては、販売価格が高くなることでデメリットに感じてしまいます。
一戸建ては年数の経過とともに劣化が出てくるのは避けられませんが、一定のサイクルでリフォームを行うことで住宅性能を維持していくことが可能です。いずれはリフォームをする必要がありますので、リフォーム済み物件には資金的な面でメリットがあると言えます。中古物件の売主は個人が多くなりますが、リフォーム済みの物件は不動産業者がほとんどとなります。個人がリフォームのために費用をかけることはありえませんので、不動産業者の販売する物件に関してのみリフォーム物件があると言えます。
業者が行うリフォームのほとんどは販売価格を下げないように価値を高める目的で行われますので、本来の価格とは異なる場合が多いのも特徴となります。購入者が買いやすいように魅力を高めてくれるわけですから、リフォーム済みの一戸建ては双方にとってメリットがあると言えます。